おのれ住る郷は、おく信濃黒姫山のたら/\下りの小隅なれば、雪は夏きへて霜は秋 降る物から、橘のからたちとなるのみならで、萬木千草上々國よりうつし植るに、こ と%\く變じざるはなかりけり。
鎮西八郎爲朝人礫うつ所に
老翁岩に腰かけて一軸をさづくる圖に
幽栖