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754. |
755. |
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10. | 巻第十
羇旅哥 |
11. |
12. |
13. |
14. |
15. |
16. |
17. |
18. |
19. |
20. |
莪
春歌上 (Shin Kokinshu) | ||
10. 巻第十
羇旅哥
896
元明天皇御哥
和銅三年三月、ふぢはらの宮よりならの宮にうつりたまひける時
897
聖武天皇御哥
天平十二年十月、伊勢国にみゆきしたまひける時
898
山上憶良
もろこしにてよみ侍ける
899
人麿
題しらず
900
901
大納言旅人
帥の任はてゝ、つくしよりのぼり侍けるに
902
よみ人しらず
題しらず
903
業平朝臣
あづまのかたにまかりけるに、あさまのたけにけぶりのたつを見 てよめる
904
するがのくにうつの山にあへる人につけて、京につかはしける
1989
躬恒
延喜御時、屏風哥
[被出之]
905
貫之
906
題しらず
907
壬生忠峯
908
女御徽子女王
伊勢より人につかはしける
909
菅原輔昭
題しらず
910
よみ人しらず
911
912
橘良利
亭子院、御ぐしおろして、山々寺々修行したまひけるころ、御と もに侍りて、和泉国ひねといふ所にて、人々うたよみ侍けるによめる
913
藤原輔尹朝臣
しなのゝみさかのかたかきたるゑに、そのはらといふ所にたびゞ とやどりてたちあかしたる所を
914
御形宣旨
題しらず
915
法橋?然
入唐し侍ける時、いつほどにかゝへるべきと、人のとひければ
916
実方朝臣
しきつのうらにまかりてあそびけるに、ふねにとまりてよみ侍け る
917
大僧正行尊
いそのへちのかたに修行し侍けるに、ひとりぐしたりける同行を たづねうしなひて、もとのいはやのかたへかへるとて、あまびとの見えけるに、修行 者見えばこれをとらせよとて、よみ侍ける
918
紫式部
みづうみのふねにて、ゆふだちのしぬべきよしを申けるをきゝて、 よみ侍りける
919
肥後
天王寺にまいりけるに、なにはのうらにとまりて、よみ侍りける
920
大納言経信
旅哥とてよみ侍ける
921
恵慶法師
922
左近中将隆綱
御冷泉院御時、うへのをのこどもたびのうたよみ侍けるに
923
赤染衛門
たのみ侍ける人にをくれてのち、はつせにまうでゝ、よるとまり たりける所に、くさをむすびて、まくらにせよとて、人のたびて侍ければ、よみ侍け る
924
権中納言国信
堀河院の百首哥に
925
大納言師頼
926
源師賢朝臣
水辺旅宿といへるこゝろをよめる
927
大納言経信
たなかみにてよみ侍ける
928
題しらず
929
修理大夫顕季
旅宿雪といへる心をよみ侍ける
930
橘為仲朝臣
みちのくにゝ侍りけるころ、八月十五夜に京をおもひいでゝ、大 宮の女房のもとにつかはしける
931
大江嘉言
せきどの院といふところにて、羇中見月といふこゝろを
932
皇太后宮大夫俊成
守覚法親王家に、五十首哥よませ侍ける、旅哥
933
934
藤原定家朝臣
935
藤原家隆朝臣
936
摂政太政大臣
たびのうたとてよめる
937
西行法師
題しらず
938
939
家隆朝臣
五十首の哥たてまつりし時
940
藤原雅経
941
摂政太政大臣
和哥所月十首哥合のついでに、月前旅といへる心を人々つかうま つりしに
942
前大僧正慈円
旅哥とてよみ侍りける
943
越前
海浜重夜といへる心をよみ侍し
944
宜秋門院丹後
百首哥たてまつりし時
945
前中納言匡房
題しらず
946
権中納言定頼
947
式子内親王
百首哥たてまつりしに
948
949
千五百番哥合に
皇太后宮大夫俊成女
950
権僧正永縁
たびにてよみ侍ける
951
大納言経信
暮望行客といへる心を
952
定家朝臣
摂政太政大臣家哥合に、羇中晩嵐といふことをよめる
953
たびの哥とてよめる
954
家隆朝臣
955
雅経
956
源家長
957
皇太后宮大夫俊成女
和哥所の哥合に、羇中暮といふことを
958
雅経朝臣
959
宜秋門院丹後
960
藤原秀能
961
有家朝臣
旅の心を
962
石清水哥合に、旅宿嵐といふ心を
963
藤原業清
旅哥とて
964
鴨長明
羇中夕といふ心を
965
民部卿成範
あづまのかたにまかりけるみちにてよみ侍ける
966
禅性法師
なが月の比、はつせにまうでけるみちにてよみ侍ける
967
藤原秀能
旅哥とてよめる
968
藤原定家朝臣
摂政太政大臣の家の哥合に、秋旅といふ事を
969
家隆朝臣
百首哥たてまつりし時、旅哥
970
千五百番哥合に
971
入道前関白太政大臣
哥合し侍ける時、旅の心をよめる
972
藤原顕仲朝臣
堀河院御時百首哥奉りけるに、旅哥
973
皇太后宮大夫俊成
入道前関白家百首哥に、旅のこゝろを
976
述懐百首哥よみ侍ける中に、旅哥
974
僧正雅縁
題しらず
975
右大将頼朝
977
宜秋門院丹後
千五百番哥合に
978
西行法師
天王寺にまうで侍けるに、俄に雨ふりければ、江口にやどをかり けるに、かし侍らざりければ、よみ侍ける
979
遊女妙
返し
980
定家朝臣
和哥所にておのこども、旅哥つかうまつりしに
981
藤原家隆朝臣
982
定家朝臣
詩を哥にあはせ侍しに、山路秋行といへることを
983
鴨長明
984
前大僧正慈円
985
百首哥奉りしに、旅哥
986
素覚法師
泊瀬にまうでゝかへさに、飛鳥川のほとりにやどりて侍ける夜、 よみ侍ける
987
西行法師
あづまのかたにまかりけるに、よみ侍ける
988
旅哥とて
989
太上天皇
くま野にまいり侍しに、旅のこゝろを
莪
春歌上 (Shin Kokinshu) | ||