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 | 良寛歌集 (Kashu) |  |
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うつせみの人の裏やをかりの庵夜の嵐に聞くぞまさらん
君なくてさびしかりけりこの頃は行き來の人はさはにあれども
庵にのみ我れはありぬと君により言傳をせんわた中のをぢ
雨はやみぬこの夜明けなば木下のや岩の苔道うちはらひてん
たまぼこの道の下くさふみわけて又と來て見んたどりたどりに
里べには笛や太鼓の音すなり深山は澤に松の音して
| 良寛歌集 (Kashu) | |