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良寛歌集 (Kashu)
1.
長歌
2.
施頭歌 その他
3.
短歌
4.
[section 4]
5.
[section 5]
6.
[section 6]
7.
[section 7]
8.
蓮の露
9.
戲歌
10.
増補 最近某家の歌反古の中から發見のもの
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良寛歌集 (Kashu)
○
訪ふ人もなき山里に庵してひとりながむる月ぞわりなき
山ずみのあはれを誰れに語らましまれにも人の來ても訪はねば
わびぬれど心はすめり草の庵その日/\を送るばかりに
わびぬれど我が庵なれば歸るなり心やすきを思ひ出にして
とぶ鳥も通はぬ山のおくにさへ住めば住まるるものにぞありける
あしびきの山たちかくす白雲は浮世をへだつ關にてこそあれ
あしびきの我がすむ山は近けれど心は遠くおもほゆるかな
良寛歌集 (Kashu)