万葉集 (Manyoshu) | ||
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[題詞]
[原文]従古 言續来口 戀為者 不安物登 玉緒之 継而者雖云 處女等之 心乎胡粉 其将
知 因之無者 夏麻引 命<方>貯 借薦之 心文小竹荷 人不知 本名曽戀流 氣之緒丹四天
[訓読]古ゆ 言ひ継ぎけらく 恋すれば 苦しきものと 玉の緒の 継ぎては言へど 娘子
らが 心を知らに そを知らむ よしのなければ 夏麻引く 命かたまけ 刈り薦の 心も
しのに 人知れず もとなぞ恋ふる 息の緒にして
[仮名],いにしへゆ,いひつぎけらく,こひすれば,くるしきものと,たまのをの,つぎては
いへど,をとめらが,こころをしらに,そをしらむ,よしのなければ,なつそびく,いのちか
たまけ,かりこもの,こころもしのに,ひとしれず,もとなぞこふる,いきのをにして
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