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良寛歌集 (Kashu)
1.
長歌
2.
施頭歌 その他
3.
短歌
4.
[section 4]
5.
[section 5]
6.
[section 6]
7.
[section 7]
8.
蓮の露
9.
戲歌
10.
増補 最近某家の歌反古の中から發見のもの
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良寛歌集 (Kashu)
○
よもすがら草の庵に柴たきて語りしことはいつかわすれん
秋の夜のさ夜更くるまで柴の戸に語りしことを何時かわすれん
いざさらば我れもこれより歸らまし只白雲のあるに任せて
我が宿をわれのやぶとしあらせればみだれても鳴く蟲の聲かな
瀧つせの音聞くばかり庵しめてよを白雲に世は送りてん
わが庵は山里遠くありぬれば訪ふ人はなし年はくれけり
事たらぬ身とは思はじ柴の戸に月もありけり花もありけり
わが庵はおく山なれば仲々に月もあはれに花ももみぢも
すがのねのねもころ/\に奥山の竹の庵に老いやしぬらん
良寛歌集 (Kashu)