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良寛歌集 (Kashu)
1.
長歌
2.
施頭歌 その他
3.
短歌
4.
[section 4]
5.
[section 5]
6.
[section 6]
7.
[section 7]
8.
蓮の露
9.
戲歌
10.
増補 最近某家の歌反古の中から發見のもの
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良寛歌集 (Kashu)
かなしき(七首)
世の中の玉も黄金も何かせん一人ある子に別れぬる身は
かしの實の唯一人子に捨てられて我が身ばかりとなりにしものを
思ふぞへあへず我が身のまかりなば死出の山路にけだしあはんか も
なげけどもかひなきものをこりもせで又も涙のせき來るはなぞ
子供らを生まぬ先とは思へども思ふ心はしばしなりけり
花見てもいとど心は慰まずすぎにし子らがことを思ひて
あさと出て子らがためにと折る花は露も涙もおきぞまされる
良寛歌集 (Kashu)