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[題詞]暮春之月幸芳野離宮時中納言大伴卿奉勅作歌一首[并短歌] [未逕奏上歌]
[原文]見吉野之 芳野乃宮者 山可良志 貴有師 <水>可良思 清有師 天地与 長久 萬代
尓 不改将有 行幸之<宮>
[訓読]み吉野の 吉野の宮は 山からし 貴くあらし 川からし さやけくあらし 天地と
長く久しく 万代に 変はらずあらむ 幸しの宮
[仮名],みよしのの,よしののみやは,やまからし,たふとくあらし,かはからし,さやけく
あらし,あめつちと,ながくひさしく,よろづよに,かはらずあらむ,いでましのみや
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[校異]永 → 水 [類] / 處 → 宮 [類][紀]
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[KW],雑歌,作者:大伴旅人,吉野,宮廷讃美,地名,土地讃美