University of Virginia Library

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[題詞]穂積親王御歌一首

[原文]家尓有之 櫃尓カ刺 蔵而師 戀乃奴之 束見懸而
[訓読]家にありし櫃にかぎさし蔵めてし恋の奴のつかみかかりて
[仮名],いへにありし,ひつにかぎさし,をさめてし,こひのやつこの,つかみかかりて
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[左注]右歌一首穂積親王宴飲之日酒酣之時好誦斯歌以為恒賞也
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[校異]歌 [西] 謌
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[KW],雑歌,作者:穂積皇子,宴席,伝承,誦詠,戯笑,恋愛