University of Virginia Library

1429

[題詞]櫻花歌一首[并短歌]

[原文]D嬬等之 頭挿乃多米尓 遊士之 蘰之多米等 敷座流 國乃波多弖尓 開尓鶏類 櫻花能 丹穂日波母安奈<尓>
[訓読]娘子らが かざしのために 風流士の かづらのためと 敷きませる 国のはたて に 咲きにける 桜の花の にほひはもあなに
[仮名],をとめらが,かざしのために,みやびをの,かづらのためと,しきませる,くにのは たてに,さきにける,さくらのはなの,にほひはもあなに
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[左注](右二首若宮年魚麻呂誦之)
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[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 何 → 尓 [類 ][紀][温]
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[KW],春雑歌,若宮年魚麻呂,伝誦,予祝,植物