万葉集 (Manyoshu) | ||
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[題詞]悲傷死妻歌一首[并短歌] [作主未詳]
[原文]天地之 神者<无>可礼也 愛 吾妻離流 光神 鳴波多D嬬 携手 共将有等 念之尓
情違奴 将言為便 将作為便不知尓 木綿手次 肩尓取<挂> 倭<文>幣乎 手尓取持C 勿
令離等 和礼波雖祷 巻而寐之 妹之手本者 雲尓多奈妣久
[訓読]天地の 神はなかれや 愛しき 我が妻離る 光る神 鳴りはた娘子 携はり とも
にあらむと 思ひしに 心違ひぬ 言はむすべ 為むすべ知らに 木綿たすき 肩に取り懸
け 倭文幣を 手に取り持ちて な放けそと 我れは祈れど 枕きて寝し 妹が手本は 雲
にたなびく
[仮名],あめつちの,かみはなかれや,うつくしき,わがつまさかる,ひかるかみ,なりはた
をとめ,たづさはり,ともにあらむと,おもひしに,こころたがひぬ,いはむすべ,せむすべ
しらに,ゆふたすき,かたにとりかけ,しつぬさを,てにとりもちて,なさけそと,われはい
のれど,まきてねし,いもがたもとは,くもにたなびく
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