University of Virginia Library

2134

[題詞](詠鴈)

[原文]葦邊在 荻之葉左夜藝 秋風之 吹来苗丹 鴈鳴渡 [一云 秋風尓 鴈音所聞 今四 来霜]
[訓読]葦辺なる荻の葉さやぎ秋風の吹き来るなへに雁鳴き渡る [一云 秋風に雁が音 聞こゆ今し来らしも]
[仮名],あしへなる,をぎのはさやぎ,あきかぜの,ふきくるなへに,かりなきわたる,[あき かぜに,かりがねきこゆ,いましくらしも]
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[左注]
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[校異]
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[KW],秋雑歌,植物,動物,異伝