五大力戀緘 四里四方四番續 (Godaikiri koi no fujime) | ||
艷陽婀娜曲輪對面
東呉繋万里船富岡初曙其風流をうたひしは浪花夕霧文吾嬬秋色櫻
西嶺含千秋雪中町着初其鞘割ときこえしは薩摩源五兵衞 笹野三五兵衞
武藏野の開きあふ御惠みは筑波山の影よりもしげく大通と呼ぶ色男力だめしの虎ケ石固めはしやんと津の國住吉、抑々奧の院に五大力明王と申奉るは千話のやりくり口舌のひぞり又はしみ%\思ひ參らせ候かしく其玉章の封目にかくとだに縁につるれば團三郎が濡事鬼王は初會工藤は二度目の狩場の約束兄弟が無念は五つや三つの頃は彌生の花の下女藝者の俳諧師身替りの去状は八幡が仁義近江が釋教戀は曲者寶の盜賊三味線かひこんだ詮議の合の手彈けや清掻吉原細見名所名物すぐれし御國の
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