万葉集 (Manyoshu) | ||
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[題詞](天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)
[原文]阿志加良能 美佐可多麻波理 可閇理美須 阿例波久江由久 阿良志乎母 多志夜
波婆可流 不破乃世伎 久江弖和波由久 牟麻能都米 都久志能佐伎尓 知麻利為弖 阿例
波伊波々牟 母呂々々波 佐祁久等麻乎須 可閇利久麻弖尓
[訓読]足柄の み坂給はり 返り見ず 我れは越え行く 荒し夫も 立しやはばかる 不破
の関 越えて我は行く 馬の爪 筑紫の崎に 留まり居て 我れは斎はむ 諸々は 幸くと申
す 帰り来までに
[仮名],あしがらの,みさかたまはり,かへりみず,あれはくえゆく,あらしをも,たしやは
ばかる,ふはのせき,くえてわはゆく,むまのつめ,つくしのさきに,ちまりゐて,あれはい
ははむ,もろもろは,さけくとまをす,かへりくまでに
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