万葉集 (Manyoshu) | ||
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[題詞]天皇崩時婦人作歌一首 [姓氏未詳]
[原文]空蝉師 神尓不勝者 離居而 朝嘆君 放居而 吾戀君 玉有者 手尓巻持而 衣有者
脱時毛無 吾戀 君曽伎賊乃夜 夢所見鶴
[訓読]うつせみし 神に堪へねば 離れ居て 朝嘆く君 放り居て 我が恋ふる君 玉なら
ば 手に巻き持ちて 衣ならば 脱く時もなく 我が恋ふる 君ぞ昨夜の夜 夢に見えつる
[仮名],うつせみし,かみにあへねば,はなれゐて,あさなげくきみ,さかりゐて,あがこふ
るきみ,たまならば,てにまきもちて,きぬならば,ぬくときもなく,あがこふる,きみぞき
ぞのよ,いめにみえつる
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