University of Virginia Library

3270

[題詞]

[原文]刺将焼 小屋之四忌屋尓 掻将棄 破薦乎敷而 所<挌>将折 鬼之四忌手乎 指易而 将宿君故 赤根刺 晝者終尓 野干玉之 夜者須柄尓 此床乃 比師跡鳴左右 嘆鶴鴨
[訓読]さし焼かむ 小屋の醜屋に かき棄てむ 破れ薦を敷きて 打ち折らむ 醜の醜手 を さし交へて 寝らむ君ゆゑ あかねさす 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに この床の ひしと鳴るまで 嘆きつるかも
[仮名],さしやかむ,こやのしこやに,かきうてむ,やれごもをしきて,うちをらむ,しこの しこてを,さしかへて,ぬらむきみゆゑ,あかねさす,ひるはしみらに,ぬばたまの,よるは すがらに,このとこの,ひしとなるまで,なげきつるかも
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[左注](右二首)
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[元]
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恋情,戯笑,宴席