野宮 (Nonomiya) | ||
1.
ワキ詞「は のにて 。ほどは にて。のりなくりて 。もになりば。 のゆか しく。ちこえせばやと 。なるをにねてば。ののとかやしほどに。 ながら せばやと 。われに て の。 なり。こはそもたるやら ん。よしよしかかるにて。み すぞありがたき。
歌
「 のてなく。ののすぐに。ここにねて 。こころもめる べかな。こころも澄める夕べかな。
シテ次第
「に れしのの。花に馴れ來し 野の宮の。よりはならん。
サシ
「をりしもあれのさびしきれて。 しをりゆくの 。をくなるまぐれ。 のはおのづ から。のて。るかな。
下歌
「こ そらねごと に。のに ちり。
上歌
「の の。のふけて。森の木枯秋ふけて。にしむの。ば を。と ぶの。 てしもあらぬのに。きるこそみなれ。行き歸るこそ恨みなれ。
ワキ詞
「われのに てを。 をますをりふ し。いとなまめけると りは。いかなる にてましますぞ。
シテ詞
「いかなるぞとせ。そなたをこそ らすべけれ。は にたせしの。にりますのなり。れども はたえ ぬれども。のは。を に。こそらねどころをめ。をなすに。もらぬなるが。 りははば かりあり。とくとくりとよ。
ワキ
「いやいやはいからぬ。のもさだめなき。 をのなるべし。さてさてここはりにしをに。を 。やらん。
シテ
「 るこのに でしは。 のにれり。いささかちしのを。いがきのにさし きば。とりあへず。はしるしの を。れるぞと。よみ しもぞかし。
ワキ
「げにきのの。ち の も。 。
シテ
「 ぞとは。のみこそのの。
ワキ
「 のれて。
シテ
「かつり。
ワキ
「がも。
地
「うらがれの。にるるのの。草葉に荒 るる野の宮の。なつかしきここ にしも。ののも。にめぐり にけり。ものはかなしや。いとかりそめの。ものかすかなる。は にある。 やに えつらん。あらさびし。あらさびしみやどころ。
ワキ
「のいはれにり。
地クリ
「そもそもとすは。のの。としりしが。めくのまで。の あさからざりしに。
シテサシ
「もとよりも。
地
「 くべしやの と。ほどなくおくれけり。
シテ
「さてしもあらぬのの。
地
「 るのわりなくも。びびにきふ。
シテ
「 ののなどやらん。
地
「またのになりしに。
クセ
「つらきには。さすがにひてず。けきのに。けり 。いとなりけりや。のみなて。 のもかれ がれに。くのきまでも。さびしき すがら。の しみもな し。かくてここに。でさせつ つ。けをかけての。のもの。の なる。
シテ
「の。
地
「かけての。はのよるべなき。 のにれて。。のにぬれぬれず。まで かんの。 のは ゆく も。ためしなきをとの。のにおもむきし。 こそみなりけ れ。
ロンギ他
「げにやいはれをくからに。な らぬ。をのりや。
シテ
「 のりても。とてはづか しの。りてやよそにら れまし。よしさらばも。なき ぞとはせや。
地
「なきとけばやな。さてはをはかな くも。
シテ
「 りてしきの の。
地
「は。
シテ
「 なりと。
地
「れのの。ののの。かすかなるのの。ののに。ちかくれて せにけり。 ちかくれせにけり。(中入)
ワキ歌
「かたしくや。のの。森の木陰の苔衣。じ なるむしろ。をべてもすがら。を とかや。彼御跡を弔ふとかや。
後ジテ
「の の。のの。われも にめぐりにけ り。
ワキ
「ふしぎやなのひかりもかなる。 ののづくを。ればのすだれ。かけざ るなり。いかさま もなく。にてましますか。さもあれなる やらん。
シテ詞
「いかなるとせば。ひでたり。の 。はとも の。
ワキ
「せ きまでてならぶる。
シテ
「のさまざまに。にめくのの。
ワキ
「 とてをひ。 ちさわぎたる なかに。
シテ
「は のるも。なしとへて てきたる。
ワキ
「の に。
シテ
「ばつとりて。
地
「にりきつつ。のにしやられて。 のもな き。のほどぞ られたる。よしや へばも。 いのによ もれじ。 はの の。めぐりめぐりていつまでぞ。 をらしや。妄執を晴らし給へや。
シテ
「 を の 。
地
「 にとすか な。(序の舞)
シテ
「 のの。も やふらん。
地
「しくもの。杜の下露。
シテ
「 のきも の。
地
「 のたたずまひ。
シテ
「よそにぞかはる。
地
「もなる。
シテ
「。
地
「 うちはらひ。れしもも。のとふりゆくなるに。の はりんりんとして。たるののすがら。な つかしや。(破の舞)ここはもとよりくも。 や。 のの。にでる。はのを。はけずやらんと。またにうち りて。の をやでぬ らん。の。
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