高砂 たかさご (Takasago) | ||
1.
ワキ次第「をはじ めの。今をはじめの旅衣。もゆくすえぞし き。」
詞
「そもそもは の。のの とはわがなり。わ れいまだを ずほどに。たちにり。 よきなれば。 の をもせばやとじ。
道行
「。はるばるのを。末はるばるの都路を。ひつの。のどけきも。 ぬらんも。いさ のはるばると。さしもし。のにきにけり。高砂の浦に着きにけり。
シテ、ツレ、一聲
「の。の きれ て。のもひ びくなり。」
ツレ
「はのがくれ。」
二人
)「こそのなれ。
シテサシ
「をかも るにせんの。ものならで。
二人
「ぎしはの。り積りて のの。ねぐら にるの。 のの きにも。 をのみき れて。を との。 をぶるば かりなり。」
下歌二人
「おとづれはに の。のそへて。のを うよ。木陰の塵を掻かうよ。
上歌
「はの。所は高砂の。の もふりて。のもよりくるや。ののかく。なるまでながらへて。いつまでかの。それもしきかな。それも久しき名所かな。
ワキ詞
「を つところに。 きたれり。いかになるにぬべきの。
シテ詞
「こなたのにてかにてぞ。
ワキ詞
「の とはいずれのをし ぞ。
シテ
「 をめこそのにて。
ワキ
「 ののにのあり。ととはをへだてたるに。 とてのとはしぞ。
シテ
「せのくのに。 ののも。うに えとありさりながら。はの のもの。 なるこそ のな れ。るあ らばさ 。
ワキ
「ふしぎや ればの。 にありながら。きの の。 へだてて むと。いふはいかなるやらん。
ツレ
「うたての せふや。 を つれども。たがひにふづかひの。の はから ず。
シテ
「まづじて もぜよ。
シテ、ツレ
「 のの。はのものだにも。のはあるぞかし。まし てやあるとして。 しくもより。 れたるとは。もろともにまで。のとなるものを。
ワキ
「いはれを けばおもしろや。さてさてさきにえつる。 のの を。に おくれは なきか。
シテ
「ののししは。れはめでたきのた めしなり。
ツレ
「 はの。のの 。
シテ
「と すは。いま に み の 。
ツレ
「とはきぬのの。
シテ
「えは じと。
シテツレ
「を あがむるなり。
ワキ
「よくよく けばありがたや。こそ のの。
シテ
「らぐ のの。
ワキ
「かしこはの 。
シテ
「ここは。
ワキ
「も。
シテ
「も。
ワキ
「のどかに。
地
「 しづかにて。も まるつ 。をらさぬなれや。 に の。こそめでたかりけれ。げにやぎても。もおろ かやかる に。める とてゆたかなる。のめぐみぞありがたき。君の めぐみぞありがたき。
ワキ詞
「なほなほののめでたきしくも のがたり。
地クリ
「それ こころなしとはせども。のをたがへず。 のて。 はじめてく。
シテサシ
「れど もは。そのけしきにして。 をかず。
地
「つの りても。の のにく。はのりとも り。
シテ
「かかるたよりをがの。
地
「ののの。をみがくとなりて。
シテ
「きとし けるもの に。
地
「のによるとかや。
クセ
「しかるにがにも。のその。みなにもるるなし。 まで。のこもるあり。ののにき。ののにくも。みなの ならずや。にもは。にすぐれて。。 のを して のをず。 の に。あづかるほどのとなりとて。にもにも。 これをす。
シテ
「の。 ののすなり。
地
「かけて。 はおけどもが の。は じみどり。 ちよるの に。かけどものきせぬは。まことなりのの。りうせずして。のかづらきの。の。にもはの。のためしにも。のぞめでたき。
ロンギ地
「げにを たるがの。げに名を得たる松が枝の。のして。そ のをのり や。
シテ、ツレ
「は をかつつむべき。は のの。の の。
地
「とじりたり。
地
「ふしぎやさてはどころの。のして。
シテ、ツレ
「こ ころなけれども。
地
「かしこきと て。
シテツレ
「も も。
地
「わがの なれば。いつまでもがに。にまづきて。あれにてちさんと。のなる。のにちりて。にまかせつつ。のにでにけりや。のにでにけり。(中入)
2.
ワキ歌「や。 にをあげて。此浦舟に帆をあげて。もろともにの。 ののや。くのすぎて。はや のにきにけり。はや住の江に着きにけり。
2.
後シテ「われても しくなりぬ の。のいくよ ぬらん。ましと はらずやの。しきのかぐら。ののをて。すずしめ つこたち。
地
「の。あをきがのより。
シテ
「でし の。なれや んのの。
地
「 るなるの。
シテ
「によつて をすれば。
地
「の にてり。
シテ
「をつてにさせば。
地
「のころもにつ。
(神舞)
ロンギ地
「ありがたのや。ありがたの影向や。すみよしの。をむあらたさよ。
シテ
「げにさまざまのの。もむなりのの。もうつるなる。とはやらん。
地
「ととのすぐに。のにゆくべくは。
シテ
「それぞ の。
地
「さての。
シテ
「。
地
「さすには を。をさ むるにはを いだき。はをで。にはをぶ。の。のぞたのしむ。颯々の聲ぞたのしむ。
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