おなじ
行く水もせけばとまるを
おいらくの又かへるとは
うつそみの人も語らず
とつ國の書にも見えず
古もかくやありけん
今の世もかくぞ有りぬる
後の世もかくこそあらめ
かに斯くにすべなきものは
老にぞありける
おつつにも夢にも人のまたなくにとひ來るものは老にぞありける
しげ山にわれ杣たてん老いらくの來んてふ道に關すゑんため
おいもせず死にせぬ國はありときけどたづねていなん道の知らな
く
老の來る道のくま%\しめゆへばいきうしと言ひてけだしかへら
ん
老いらくを誰がはじめけん教へてよいざなひ行きてうらみましも
のを