University of Virginia Library

從三位頼政

二條院の御時、ひだりまきのふちふち、桐火桶をこめて、河に寄せて歌奉るべきよし仰ありければみづからの名を添へて詠みはべりける

水ひたりまきの淵々落たぎり氷魚けさ如何に寄り増る覽