 | 熊坂 (Kumasaka) |  |
1.
ワキ次第「しと はてつる の。憂しとは言ひて捨つる身の。 いつとかむら ん。
詞
「はよりでたるにて。いまだをず に。ち と し。
道行
「えて。 なれや の。近江路なれや湖の。の もえる。のうちぎて。 に をこめて。つのき。こそがながら。づくかの。もれくかな。里も 暮れ行く日影かな。
シテ詞
「にすべきの。
ワキ詞
「こなたのにてかにてぞ。
シテ
「はさる のにて てり。
ワキ
「それこそのみなれ。さりながら としてすべき。
シテ
「たとひ はさずとも。あれにえたるのの。しのこそ。すなれ。ならねばすな り。
ワキ
「あらとも なや。とを らでは ならん。
シテ
「よしそれとてもしからず。。
ワキ
「 を。
シテ
「れよと の。
地
「を にけば。 御弔ひを身に受けば。はのらずとも。け ばは。それこそよや。はまで。 らさじなれば きて にと あてなくとも。さてこそなれ。まで はあるべき。
シテ詞
「さらばへり。がのにをかしてり。
ワキ詞
「さらばずるにて。にし。にりめをめうずるとじ に。 し べきのもなく。には。にあ らざるの。をひつしと てかれて は。 としたるにてぞ。
シテ
「さんはだのにてが。 くあたりは。とて。はけれども。のすがら。 がの く。のしげれば。ともいはずの には。のぬすら。をしの。や はしたのまでも。ちぎとられきぶ。は も。のひつさげつつ。ここをばにせよと。ばはりかくればには 。はさもな きもあり。はの。りにもなるぞ かしと。ばるべしと。ばかり のなり。なんぼうあさましきをのぞ。
クセ
「ししようなき。
地
「あはぬ の。さ こそをかしとすらめ。さりなが らも。のやは。のにをはげ。は を て。をし。を り。
シテ
「さればは。
地
「が にすぐれのは。のにれりとか。これをかれを き。をらぬの 。もるもぞや。さればのとはなり。を とせざれと。きにられたり。かやうの。さばもけなまし。お みあれや。もまどろまんさらばと。にるよとえつる が。も せても。むらとなりてに。 をかしたる さよ。夜を明かしたる不思 議さよ。（中 入）
2.
ワキ「ふす。 のののも。男鹿の角の 束の間も。られんかの。 よもすがら。をやなしぬらん。聲佛事をやなしぬらん。
後ジテ
「に つてに しづかならず。のしきに。
地
「のにやさわぐらん。
シテ
「かい つしかに。はでてもなるべし。 りれめよとをし。やにをつて。のをし。の。これぜよ あさましや。
ワキ詞
「の にてましますか。のり。
シテ
「さても のとて。を あつて。のをめて。をつてへる。あつぱれ をらばや と。のはぞ。
ワキ
「さてよ りまりし。 にりてもが りしぞ。
シテ
「の 。
詞
「 は。には びなし。
ワキ
「さて のに。 きにもが りしぞ。
シテ
「の の。
ワキ
「ともし のには。
シテ
「 にはよも さじ。
ワキ
「さて にはの。
シテ
「の の。
ワキ
「の には の。
シテ
「を として。ののら。はして。
ワキ
「 すがら。にもにもに。をけてをす。
シテ
「の にく。こ ここそのなれ。もにし。ればよりすゑ。の あそびをうつす。
ワキ
「も けけば 。もらずしたりしに。
シテ
「の の。の にれた るが。のの。そよともするをにか けて。
ワキ
「しも さでありけるを。
シテ
「と はにもら ず。
ワキ
「の きぬる。
シテ
「はよ きぞ。
ワキ
「はや。
シテ
「れと。
地
「いふこそ もしけれ。いふこそ程も久しけ れ。にとを。 げみげみれるは。 をくべ きやうぞなき。れども 。し るるけしきなく。をいてり。。ののをき。めず。 にむ。じ にり せられ。をて。をはれ げて。ばかりをるもあり。 。どもをのに。つはさまか。 にてはよもあらじ。ものありてこ そ。あらやかんとて。につき。 うしろめたく もきけるが。
シテ
「。
地
「。ものものしが。 ともさぞるらん。をならば。な るなりとも。につかんでになし。 たれたるものどもの。いでにぜんと て。よりつてし。のきそばめ。 をに つて。けり。は じて。 きそばめを。し ててち 。 もかまへ。にかかるをちけるが。 いらつてをみ。 もれ とく を。はつしとつてへせば。つけかさずこむ に。ひらりとれば になし。しさつてけばへ すを。おつりとれば。にて ぶをほどくに。つてばびあがつて。 ままえず もせ て。ここやかしことぬるに。もよら ぬうしろより。のと れば。こはにあのに。らるる のさ よと。いへどもの。のめぞなる。
地
「わざに てまじ。打物わざにて叶ふま じ。にせんとてげて。をひろげて。ここのか しこのりに。つかけ つめ らんとすれども。のかや。 はれども にられ ず。
シテ
「にはぬ。
地
「に は ぬ。きこころ。もりりきて。
シテ
「が の。
地
「のと。えしの。のけたびと。げる。もとの。にれけり。に こそはれけれ。
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