堀川院の御時艷書の歌をうへのをのこどもによませさせ給うて歌よむ女房のもとにつかはしけるを大納言公實は康資の王の母につかはしけるを又すはうの内侍にもつかはしけると聞きてそねみたる歌を送りて侍りければ遣はしける