綾 鼓 (Aya no Tsuzumi) | ||
2.
ワキ詞「に しげ 。のらぬをみ。のにをげしくなりて。かやうののもりに ろしうば。そとでつてぜ られ。
女御
「に くかさて。あののつが。のにたるは に。あらおもしろののや。あ らや。
ワキ
「やな の。さもなくえは。 なるにてあるやらん。
女御
「なきこそ なれ。のはるか。らぬをてとは。なきめなれと。
ワキ
「 さわぐ の に。
女御
「 ち る。
ワキ
「 ありて。
後ジテ
「 の となりし の 。
地
「ち る の み。
シテ
「 みとも きとも。 おろかなる。
地
「 の の み。 まれじや まれじや。 の の。 の と ぞなる。
シテ
「 のはえすとも。ののは さじとこそしに。などしもさればなく。らぬの てよとは。をくし てよとや。くしのののの。
地
「にかけ たるの。
シテ
「る か るかちて。
地
「 てや てやと 。よせ とうとう。 ち ち と て。しもとを り げ め れば。 は らで しや しやと。 の 。あらさて りやさてこりや。
地
「のぜ つき。のぜつきの。もかくやらんと。をめをく。 のとも。にはま さらじろしや。さてとなるべきぞや。
シテ
「れ きせんはのあたり。
地
「れきせんはのあたり。られたりの。の のに。けしのもわか ず。ちりきて。にを げて。のとみし の。もなくとなつて。にきつ て。しもとももちたたく。ののは。りちて。となつて。のもよ だつのに。がると なつて。まことはのとも。かくやと の。あらめしややとて。のにぞ りにける。
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