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良寛歌集 (Kashu)
1.
長歌
2.
施頭歌 その他
3.
短歌
4.
[section 4]
5.
[section 5]
6.
[section 6]
7.
[section 7]
8.
蓮の露
9.
戲歌
10.
増補 最近某家の歌反古の中から發見のもの
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良寛歌集 (Kashu)
初時雨
神無月
しぐれの雨の
をとつ日も
きのふも今日も
降るなべに
山の紅葉は
玉ぼこの
道もなきまで
散りしきぬ
夕さり來れば
さすかけて
つま木たきつつ
山たつの
向ひの丘に
さを鹿の
妻よび立てて
鳴く聲を
聞けば昔の
思ひ出て
うき世は夢と
知りながら
うきにたへねば
さむしろに
ころもかたしき
うちぬれば
板じきの間より
あしびきの
山下風の
いと寒く
吹き來るなべに
あり衣を
有りのこと%\
引きかづき
こひまろびつつ
ぬば玉の
長きこの夜を
いもねかねつも
良寛歌集 (Kashu)