University of Virginia Library

1281

[題詞](旋頭歌)

[原文]<公>為 手力勞 織在衣服<叙> 春去 何<色> 揩者吉
[訓読]君がため手力疲れ織れる衣ぞ春さらばいかなる色に摺りてばよけむ
[仮名],きみがため,たぢからつかれ,おれるころもぞ,はるさらば,いかなるいろに,すり てばよけむ
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[左注](右廿三首柿本朝臣人麻呂之歌集出)
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[校異]君 → 公 [元][古][紀][温] / 斜 → 叙 [万葉集全釈] / 々 → 色 [万葉集略解]
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[KW],雑歌,作者:柿本人麻呂歌集,旋頭歌,恋愛,非略体