Bookbag (0)
Search:
2004 in date [X]
Japanese Text Initiative in subject [X]
Path::Japanese::uvaGenText::tei in subject [X]
Modify Search | New Search
Results:  7 ItemsBrowse by Facet | Title | Author
Sorted by:  
Page: 1
Subject
Japanese Text Initiative[X]
collapsePath
Date
collapse2004
collapse01
01 (7)
1Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Aki no yo no nagamonogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: それ春の花のしゆとうにのほるはしやうく菩提のきをすゝめ秋の月のすいていにくたるはけけ衆しやうのさうをあらはす天いふことなくしてはふつとみなこれをしめす人こゝろありては何つとめさらんやもし人ありてにんけんの八くをみてさいとをいとふ時はほんなふ即ほたい
 Similar Items:  Find
2Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Ise monogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: むかしおとこありけりうゐかふりしてならの京かすかの里にしるよししてかりにいきけり其さとにいともなまめきたる女はらすみけりかのおとこかいま見てけりおもほえすふるさとにいともはしたなくありけれは心ちまとひにけり男きたりけるかりきぬのすそをきりてうたをかきてやるそのおとこしのふすりのかりきぬをなんきたりける
 Similar Items:  Find
3Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Matsuhonoura monogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: 遠からぬ世の事にや侍けん四条わたりに中納言にて右衛門のかみかけたる人なむおはしましける中将殿とて御子ひとりありてさう/\しくおほしけるにあり/\てちこ出き給ひにけるおひさき見えてかたちいとうつくしく物し給ひけれはかきりなくかしつき給ふほとに父の卿はかなくなり給ひぬたつきなきやうにておはしけるに中将の君らうたき物にして十はかりまてそ有けるそのうち横河に禅師の房とて此おちになんおはしける中将に申給ふこのわか君いたつらにおひ出給はむよりは山にのほせて物ならはし給へかしなとより/\すゝめ申されしかは横川へそのほせられける大かたの学文にも和歌の道にも心をいれて筆とる事もたと/\しからすはかなきすさみこともつき/\しく心さま人にすくれたりしかは一山のもてあそひちこ童子もむつましきことにおもひしほとに三年はかり此山に送りけるになむかゝれは此母君久しくみぬはかなしとて折ゝ里へよはせけるにあるとき禅師申されけるはかくもんのかたもさとくかしこき人なり法師になして父の御跡をもとはせ給へかしなと念ころにかたらひ申給へはあたらかたちを墨の袖にやつさんも情なく八重たつ雲にましりなんも心くるしなとの給ひてうちとけたる答へもし給はねはちからなしかくて後はあやうくや思はれけん京にすません事を中将にも申給ふにつれ/\のなくさめにもとや思はれけんおなし心にの給へは禅師もいかゝはせんとてなく/\京へそをくりける此ちこもよ河にすみつき給ひけれはさひしかりし山水にも名残多くあそひ伴ひしちこわらはにもはなるゝことなんかなしかりけるみな京ちかきわたりまて送りきてそ余浪おしみけるさて禅師立帰りてとし月手習なとしてすみ給ひし所を引あけて見給へはいとうつくしき手して障子に書付らる
 Similar Items:  Find
4Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Sumiyoshi monogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: むかし中納言にて左衞門督かけたる人侍けりうへ二人をかけてそかよひ給ける一人は時めく諸大夫のむすめそのはらに女君二人いてき給へりいまひとりはふるきみやはらの御むすめにておはしけるかいかなるすくせにてこの中納言よな/\かよひ給ける程にやかて人めもつゝます成てすみわたり給けるかひかる程の女君いてき給けるおもひのまゝなれはおほしかしつき給ことかきりなし姫君日かすふるまゝにおひ出給へりとし月かさなりて八はかりになり給ひけるとしはゝ宮れいならすなやみ給けるか日をへておもくのみなりまさり給けれは中納言に聞え給けるやうはわれはかなくなりなはこのおさなきものゝためうしろめたうなん侍へきわれなからんあとなりともなみ/\ならんふるまひせさせ給ふないかにも/\みかとにたてまつらせ給へことむすめたちにおほしおとすなとなく/\聞え給へは中納言もうちなき給て我もおなしおやなれはおとりてやなとかたらひつゝあかしくらす程に世の哀にはかなくつねなき所なれはなさけなくむかしかたりになりはてにけり中納言おなし道にとかなしみ給ひなからのち/\のわさもさるへきやうにして四十九日もほとなうはてぬれはもとの北のかたへわたり給にけりひめ君おさなき御心ちにことのはにつけてこ宮の御事をおほしつゝかなしみ給ひてけるに中納言さへわたり給ひぬれはいとゝつれ/\かきりなくふたはのこはき露おもけなりけれは御めのととかくなくさめてそ過し侍ける中納言ともすれはみきこえにわたりてかへり給へはなをしの袖をひかへてゆくゑもしらぬ程なれは涙をなかしつゝしたひまほしきけしきを御覧するにつけてもはかなくなりにし人の俤ふと思ひ出るにもむねうちさはきをそふる袖もあやしくていとゝ心くるしくこそ侍らんなとかたらはせ給ひてこしらへをき我にもあらぬ心ちにてかへらせ給にけり帰り給ひても姫君のおほしなけきつる俤のみ心にかゝりてことむすめたち一所に住せまほしくおほしなから今もむかしもまことならぬおやこの中なれはとてめのとのもとにすませ聞え給へり日かすふるまゝにひかりさしそふ心ちしてみえ給ひけれはめのと哀此御けしきをこ宮に御覧せはいかはかりおほしかしつき給はんなといひて御くしをかきなてなくより外の事なかりけり十あまりにも成給ひけれはめのと中納言に申けるはおさなくおはしますほとこそとてもかくても侍れこの一とせ二とせになりていかにならせ給ふる年月心もとなくなんかなしくこ宮のおほせ候し御宮つかへいかにと聞えけれは中納言うれしくも心にかけぬる事よわれもわするゝ時なけれともおもふにかなはぬことのみにてこそは過行侍れさりなからむかへて見聞えんとて正月の十日とさためてかへり給ぬ漸その日にも成ぬれはむかへ奉り給たれは今二人の御むすめたちとうちかたらひておはしますをみていとうれしきことにそめやすくおほしける中の君三の君はとり/\にいとにほひやかになへてのにはあらぬ御けしきなれとひめきみは今一しほ匂ひくはゝりてひかるなとはこれを申にやとそ見え給けるこのひめきみの御めのと子に侍従と聞ゆる侍けり年はひめ君に今二はかりのまさりにてすかたありさまありつかはしくものなといひ出したるさまもいとあらまほしくそ見え侍けるこれそ姫きみにつきそひてたかひにかた時もたちはなれんも物うくおもひてそあかしくらし給ける中納言にしのたいしつらひてすませ侍らんとてそのいとなみにてそ侍けるまゝ母心のうちにはいかゝおもひけん人聞には聞ゆるやうまことにはゝ宮にをくれ給てのちむかへ奉らまほしう侍つれともけふ/\とのみおもひてすくしつるにわかき人々あまたおはするたかひにつれ/\なくさめていとうれしき事にこそいかにをさなき心ちにそのむかしこひしくおほし出らんあなあはれやと聞ゆれはめのとまことにとし比あやしきところにうつもれておはせしにはていかゝなとかきくもりかなしく侍しにこれを見奉れはよろつはれぬる心ちしてよみちやすくこそなといひつゝけてうちなき侍けりむかひはらなれは中の君にはひやうゑのすけなる人あはせてけり西のたいにすみ給へは中のきみ三のきみむつれあそひたかひにむつましく思ひて明しくらし給けりこ宮のおほせられし御宮つかへのこといかにと御めのとわするゝ時なくおとろかし侍けれは中納言われもおこたる時なけれともきたのかたに聞えあはせんにわか子ならねは心にいそかんこともかたけれはいひもいてすとて思ひわつらひ給けりかくて月日かさなりゆくほとに右大臣なる人の御子に四位の少将とて世にすくれたる人侍けるいかにもおもふさまなる人もかなとあさゆふは御心もそらにあくかれて物かなしきに右大臣のはした物にそらさへといふ物のおとこにてありける下つかへになりてちくせんと聞ゆるなん中納言の宮の世まてはとのもの大夫といふものをおとこにて侍けれはあさゆふにこのひめ君をは見聞けりちくせん右大臣の家のきたのかたにて人のよしわろき事かたるつゐてに中納言の宮はらの姫君こそをさなおひめてたくふたはのこはきをみる心ちせしかいかにおひ出給たらんこはゝ宮のうせ給てのちは四五年は見侍らすといふを少将たち聞給ていとうれしきことを聞つる物かなとおほしてわかさうしにちくせんをよひて見るらんやうにさもとある人あまたあれとも物うくのみしてすくす中納言の宮はらの姫君はみしかとたつね給ひけれはちくせんおとこにて侍しものこはゝ宮に侍しかはよくみ奉りて侍し世にうつくしくさふらふ中納言とのは宮つかへをとの給へともうちかなはておほしなけくとそうけたまはるといへはその人の事いひよりてふみなとつたへてんやとの給へはかなはんことはしらす御ふみをもて参りてこそは見侍らめと聞ゆれはよろこひて十月はかりにもみちかさねのうすやうに
 Similar Items:  Find
5Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Taketori no okina monogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: 今はむかし竹とりの翁といふものありけり野山にましりて竹をとりつゝ万の事につかひけり名をはさぬきの宮つことなむいひける其竹の中に本光る竹なむ一すち有けりあやしかりて寄て見るにつゝの中ひかりたりそれを見れは三寸はかりなる人いとうつくしうてゐたり翁云やう我朝毎夕毎にみる竹の中におはするにてしりぬ子になりたまふへき人なめりとて手に打入て家にもちて来ぬめの女にあつけてやしなはすうつくしき事限なしいとおさなけれはこに入てやしなふ竹とりの竹をとるに此子を見つけて後に竹とるにふしを隔てよことにこかねある竹を見つくる事かさなりぬかくておきなやう/\ゆたかになり行この児やしなふほとにすく/\とおほきになり増る三月計の内によきほとなる人になりぬれはかみあけなとさうしてかみあけさせもきすちやうのうちよりもいたさすいつきかしつきやしなふ此児のかたちのけさうなる事よになく屋のうちは闇き所なく光満たり翁心あしく候へし時も此子をみれはくるしき事もやみぬ腹たゝしくあることもなくさみけり翁竹をとる事久敷成ぬいきほひまうの物に成にけり此子いと大きに成ぬれはなをみむろといむへのあきたを喚てつけさすあきたなよ竹のかくや姫とつけつれ此ほと三日打あけあそふ万のあそひをそしける男はうけきらはすよひつとへてかしこくあそふ世かいのをのこあてなるもいやしきもいかて此かくや姫をえてしかな見てしかなと音に聞愛てまとふ其あたりの垣にも家の戸にもをる人たにたはやすくみるましき物を夜はやすきいもねす闇の夜にもこゝかしこよりのそきかいまみまとひあへりさる時よりなん夜はひとは云ける人も物ともせぬ所にまとひありけとも何のしるしあるへくも見えす家の人ともに物をたにいはんとていひかくれともことゝもせすあたりをはなれぬきんたち夜をあかし日をくらす人おほかりをろかなる人はようなきありきはよしなかりけりとてこす成にけりその中になを云けるは色好みといはるゝ限五人思ひやむ時なく夜ひる来けり其名とも石作りの御子、くらもちの御子左大臣安倍のみむらし大納言大とものみゆき中納言いそのかみのもろたり此人々なりけり世中におほかる人をたにすこしも形ちよしと聞ては見まほしくする人とも也けれはかのかくや姫をみまほしくて物もくはす思ひつゝかの家に行てたゝすみありきけれともかひあるへくもあらす文を書てやれとも返事もせす侘歌なと書てをこすれともかひなしと思へと霜月しはすの降氷水無月のてりはたゝくにもさはらすきたり此人々ある時は竹とりを喚てむすめを我にたへとふし拝み手をすりのたまへとをのかなさぬ子なれは心にも随はすなむあると云て月日を過すかゝれは此人々家に帰りて物を思ひ祈りをし願をたつ思ひやむへくもあらすさりとも終に男あはせさらんやはとおもひて頼をかけたりあなかちに心さしをみえありく是を見つけて翁かくや姫に云給我子のほとけへんけの人と申なからこゝらおほきさまてやしなひたてまつる志をろかならす翁の申さん事を聞給ひてんやといへはかくや姫何事をかのたまはむ事を承はらさらむ変化の物にてはんへりけん身ともしらす親とこそおもひ奉れといへは翁うれしくもの給ふ物かなと云翁年七十にあまりぬ今日ともあすともしらす此世の人はおとこは女に逢女は男にあふ事をす其後なむ門もひろくもなり侍るいかてかさる事なくてはおはしまさむかくや姫のいはくなむてうさる事かし侍らんと云は変化の人といふとも女の身持給へり翁のあらんかきりはかうてもいますかりなんかし此人々の年月を経てかうのみいましつゝのたまふ事をおもひ定て独々にあひ奉り給ひねといへはかくや姫いはくよくもあらぬ形ちをふかき心もしらてあた心つきなは後くやしき事も有へきをと思ふはかり也世の賢き人成ともふかき志をしらてはあひかたしとなむ思ふと云翁いはく思ひのことくもの給ふかなそも/\いかやうなる志あらん人にはあはんとおほすかはかりの心さしをろかならぬ人々にこそあめれかくや姫のいはくなにはかりのふかきをかみんといはむいさゝかの事也人の心さしひとしかんなりいかてか中にをとりまさりはしらむ五人のひとの中にゆかしき物みせ給へらんに御志まさりたりとてつかふまつらんとそのおはすらん人々に申給へといふよき事なりとうけつ日くるゝ程に例のあつまりぬあるひは笛を吹或はうたをうたひ或は琵琶しやうかをしあるひはうそふきあふきをならしなとするに翁出ていはく忝もきたなけなる所に年月を経てものし給ふ事きはまりたるかしこまりと申す翁の命今日明日ともしらぬをかくの給ふ君達にもよく思ひ定てつかふまつれと申も理なりいつれもをとり増りおはしまさねは御志の程はみゆへしつかふまつらん事はそれになむ定むへきといへは是よき事なり人の御恨も有ましと云五人の人々もよき事也といへは翁入て云かくや姫石作の御子には・佛の御いしのはちと云物ありそれをとりて給へと云倉もちの御子には東の海に蓬莱と云山ありそれにしろかねを根として金をくきとし白き玉をみとしたてる木ありそれを一えたおりて給はらんと云今独にはもろこしにある火鼠の革きぬをたまへ大ともの大納言には龍のくひに五色に光る玉ありそれをとりて給へ磯の上の中納言にはつはくらめのもたるこやすのかひ一つとりてたまへといふ翁かたき事ともにこそあなれ此国に有物にはあらすかく難事をはいかに申さんといふかくや姫なにかかたからんといへは翁とまれかくまれ申さんとて出てかくなむきこゆるやうに見たまへといへは御子たち上たちめ聞ておいらかにあたりよりたになありきそとやはのたまはぬといひてうむしてみな帰ぬなを此女みては世にあるましき心ちしけれは天竺にある物ももてこぬものかはと思ひめくらしていしつくりの御子は心のしたくある人にて天竺に二つとなきはちを百千万里のほといきたりともいかてとるへきと思ひてかくや姫のもとには今日なん天竺へ石のはちとりにまかると聞せて三年計大和国とをちの郡に有山寺にひむつるの前なるはちのひたくろに墨付たるを取て錦の袋に入てつくり花の枝につけてかくや姫の家にもて来て見せけれはかくや姫あやしかりてみれははちの中にふみ有ひろけて見れは
 Similar Items:  Find
6Author:  AnonymousRequires cookie*
 Title:  Toribeyama monogatari  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Description: とにかくに常ならぬ物は此世なりけりこゝにさいつころ武蔵国のかたへに物まなふさうさなん有けるそのつかさ何かしの和尚とかや聞えし人の御弟子に民部卿といひしは容色いときよけに心のねさしふかく我家のことならぬ史記なとやうのかたき巻々ををたにかた/\にかよはしよみきこえ給ふれはこと人よりもすくよかにおほえ給ひかたはらちかくめされて年ころつかへたてまつりぬつねはたゝ松風にねふりをさまし谷水に心をやりてふかきのりの水上をたつね窓の蛍のむつひ枝の雪をならして法の燈をもかゝけつへきさきらあれはとてかたみの人もいともてなすなるへしされはそのころ九重に何のみしほとかありて国々よりたとき僧達のまいりつとふ事なん侍りける此和尚もその数にめされてのほり給ふへきさたまりけれはかみなかしも旅よそひとてのゝしりあへりころは夏たつはしめなれは木々の梢もしけりあひ庭の千くさも色そへていとすゝしけなる宵のまの月もやかて草葉にかくれ武蔵野の名残おほへてむらさきのゆかりあれはあとの事なとなにくれといひこしらへぬるうちに短き夜半のうき枕むすふともなきうたゝねのゆめを残して明はなれむとするころあつまの空をたちて日数十日あまりに都になむつきぬ何事もおとろへたる世といへと猶九重のかみさひたるさまこそこよなふめてたけれかくてほとへぬれは御祈の事ははてぬれと猶かへるへきほともゆるきなけれはその事となく月日をおくりけるほとに年もかへりぬ空のけしきなこりなくうらゝかに雪まの草もあをみいててをのつから人のこゝろものひらかにまいて玉をしける御かた/\は庭よりはしめ見所おほくみかきましぬるありさままねひたてむもことのはたるましくなむいつしか都ちかきよもの山の端霞のよそになり行ころはまたみぬ花も俤にたちておなし心の友とちとうちつれ北山のかたへとこゝろさしける道のほとに老たるわかきたかきあやしき行来る袖も色めきあへる中にさはやかなる車かたへの木蔭によせてつきしたかふをのこなとさしよりつゝいとおかしき花のけしき御らむせよすみれましりの草もなつかしくなときこえけれはおり給へるよそほひ年のほとまた二八にもたり給はぬほとなるか色々に染わけたる衣いとなよやかにきなしてなかめ給へる様体かしらつきうしろてなとこの世の人ともおもはれすあてやかなるさまはかりなし民部ほのかに見てしよりそゝろに心まとひてかへさのあともしたはしきまてなむみとれたるをともなふ人々もめとかむるほとなれはさすかに人のいひおもはむもあさはかなれはと心にこめて立かへりしより俤にのみおほえて昼はひめもす夜はすからになけき明し今は心もみたれ髪のいふにもあまる恋草はつむともつきぬ七車の又めくりあふ事もやといたらぬくまもなくまとひありきてもとむれとひとりこかるゝすて舟のさほさしていつことをしゆるよすかもなけれはむなしく立かへりけるか四条の坊門とかや打過るに公卿のすむ家と見えておくふかく木立ものふりなにとなくなつかしくおほえけれは門のかたはらにさし入たるにかたちいとたくひなき児の梅の枝に蝶鳥とひちかひからめきたるをうちきて散すきたる花の梢をつく/\となかめて
 Similar Items:  Find
7Author:  Multiple authorsRequires cookie*
 Title:  Tsukubashu  
 Published:  2004 
 Subjects:  Japanese Text Initiative 
 Similar Items:  Find